本拠点はゲノムとケミストリーの融合を目指し、京都大学化学研究所バイオインフォマティクスセンターと京都大学大学院薬学研究科の連携を中心に、平成15年度より推進してきたプログラムです。ゲノム情報とケミカル情報の関連解析(環境ゲノミクス)、ゲノム情報の系統的解析(薬理ゲノミクス)、およびケミカル情報の系統的解析(ケモゲノミクス)の方法論を開拓し、バイオインフォマティクスの高度専門教育と副専攻教育、KEGGを中心とした知識集約型データベース構築による国際的な情報基盤整備などを行ってきました。これらの活動の努力が認められ、本年4月より薬学研究科に「医薬創成情報科学専攻」が設置されました。最終年度にあたり、5年間の成果報告と今後の発展を目指した公開シンポジウムを企画しましたので、皆様のご来聴をお待ちしております。